
私の友達に、とてつもなく熱くて、人を喜ばせることに本気な社内起業家がいる。
その名は川嶋健司さん(グッチさん)。銀座アスター ベルシーヌ大崎 料理長だ。
グッチさんは大手のレストランの社員でありながら、まるで個店のように自在に、自分の世界を展開していらっしゃる。なぜそんなことができるのか。それは確かな料理の腕と、お客様&スタッフに対する愛情という裏付けがあるから。
その熱意が、本部をも動かしてしまう。会社員でありながら社長のような存在感。グッチさんの、お客様を喜ばせたい、楽しんでいただきたい、感動してもらいたいという気持ちからくるものなのだ。
グッチさんはまた、私のラン友(ランニング友達)でもある。夜中までずっと仕事をしているのにもかかわらず、朝早起きで走っているという、ど根性キャラ。でも無理してやってるんじゃない。「めっちゃ気持ちいいー!」といって走っているから、話を聞いているとホント、元気がでる。
そんな大好きなグッチさんが数か月に1度開催する「美味しいものを食べる会」。前回に引き続き、今回も夫婦で参加してきた。
この会。グッチさんが命かけているのが分かる。もう、お客の私のほうが原価を気にしちゃうくらいの大盤振る舞い。
実はこの会。1人1万8000円。値段だけ聞けば高い!と思うでしょ?でも、今から紹介する料理の質・味・ホスピタリティ考えたら、全然安い!
その証拠に、2日間開催されたこの会は、両日満員御礼。この日ばかりは「ホントに世の中って不況なの?」と不思議に思っちゃうくらいの大盛況だった。みんなグッチさんの料理とベルシーヌ大崎のスタッフの皆さんの大ファンなんだよね~!
私は起業して間もない身。本当はこんな贅沢してられないくらい、仕事を頑張らなきゃいけない。でもどうしてこういう会に参加するのか。それは、プロの凄味を学ぶためなのだ。
高級レストランで高級料理を食べる。それは決して享楽的なものではない。享楽でなく、自分への投資なのだ。
プロの技を学べるということのほかに、胃袋でつながる同士特有の仲間意識も生まれる。美味しいものを食べて精神を満足させるだけはなく、プロの技を自分の事業に活かす、という視点で集まる方が多い。美味しいもので幸せ感を共有しているから、同席した人たちと仲良くなる率も高い。だから会話も楽しい。こういう会に参加すると、すごくいいスパイラルに入ることができる。
...おっと、ついついアツク語ってしまった!では料理の紹介を...。

ベルシーヌ大崎特製のラベルが貼ってある、ライチスパークリングワインで乾杯!

手前から右回りに、春筍の蕗味噌焼き、ウニ豆腐のサーモン巻き、カラスミ・カブ・茞・大根のミルフィーユ。


早速、五年モノの甕出し紹興酒を。これは常温ストレートがおすすめ。氷とか、砂糖なんていらないくらいまろやか。

手前から右回りに、鳥レバーのテリーヌ ベーコン巻き蜜漬け焼き、広州酒豪留学菜 豚バラ肉の焼きもの、北京ダック ルビーフルーツと供に。
前菜から北京ダック!

四川風吉切鮫の尾鰭のステーキ。いきなりまるごとフカヒレ!

伊勢海老の広東風強火炒め。ぷりっぷり。そして海老味噌がまた、紹興酒に合うんだ!私の周りの席は飲んべえだらけだったから、この海老味噌が大人気に。

蛤の宮廷風澄ましスープ。料理師免許取得修業中の連れ曰く、「これはすごい!」
この清澄具合に手間暇の掛け方が表れているそうだ。宮廷風という名前にふさわしい、上品なお味。

途中で富貴鶏(乞食鶏)のパフォーマンス!(富貴鶏については前に書いたエントリをご参照ください)

鶏手羽先のもち米詰め焼き。お腹にしっかりたまる!

口直しのクランベリーシャーベット。「当たり」には胡桃入りで、プレゼント当たっちゃった☆

今日の真打、大間産干し鮑と貝柱の煮込み 飾り野菜添え。この鮑の戻し具合がすごく難しいそう。程よい歯ごたえ、ジューシーで肉厚な鮑をまるごと楽しめるなんて感激!

料理長オリジナルスープ炒飯。お米は魚沼産コシヒカリ。

最後は季節のフルーツと点心の盛り合わせ。

生姜の凝固作用を使ったプリン。ふるふる!
盛り付け、味付け、サービス、どれもこれも、とっても勉強になった!
グッチさん、銀座アスター ベルシーヌ大崎の皆様、本当にごちそうさまでした!
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